「どんな勝ち方でも、どんなスコアでもまったく構わない」

by FIFAworldcup.com
「見ているのが本当につらかった」
ナルバンディアンは、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会、決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンがメキシコに勝った試合について、FIFAworldcup.com に語ってくれた。

この試合を見てどう思いましたか?
勝ちはしたものの、予想どおり厳しい試合だったから、本当につらかったよ。ただ見ているだけなのに、お腹が痛くなりそうになったんだ。メキシコはいいプレーをしていて、アルゼンチンはなかなかボールをキープできなかった。好ましいとは思えないプレーが何度かあったし、ミスも多かった。けれど、いらいらしているときや徐々に疲れてきているときに、そうなっていまうのは当然だと思う。間違いなくグループリーグのときの方がはるかにいいプレーをしていた。

ホセ・ペケルマン監督の行った選手交代が試合の鍵になったと思いますか?
交代は非常に戦術的なもので、僕は良し悪しを言う立場にはない。しかし、いい決断になるような気がしていた。選手を交代してすぐに、ボールの見極めがほんの少しよくなったからね。

どの選手が目をひきましたか?
何人かいるけど、マキシ・ロドリゲスは間違いなくそのひとりだ。(ロベルト・)アジャラは試合全体を通して出来がよかった。ロベルト・アボンダンシエリはとても安定していて、危ないプレーはひとつもなく、ペナルティーエリアを支配していた。(ハビエル・)マスチェラーノは最初はおとなしかったけれど、試合が進むにつれ動きがよくなった。(リオネル・)メッシについて言えば、チームがボールをキープするのに貢献したり、何度かフリーキックも獲得したりして、チームがリズムを取り戻すのに役立っていた。僕はリーベルプレートのファンだけれど、代表の試合のときは全選手を応援している。

ドイツ戦はどうなると思いますか?
非常に難しい試合だ。ドイツはスウェーデン相手にとてもいいプレーをしていたから、厳しい試合になるのはたしかだ。メキシコ戦では何度も苦しめられたから、ドイツ戦がどうなるかは想像するしかない。今はウィンブルドンで勝ち進み、試合のあいまに代表戦が見れることだけを願っている。どんな勝ち方でも、どんなスコアでもまったく構わない。アルゼンチンが勝つかぎりはね。

アルゼンチン代表の選手に何かメッセージはありますか?
国中がこぞって応援しているのだから、最後まで全力を尽くして欲しいね。