忘れ物

今日は家でのんびりしようと思ったのに、
公衆電話から電話がかかった。
公衆電話の場合、いい話のときはない。
電話にでてみたら、案の定娘からだった。


「制服の上着を忘れたのでもってきてほしい。」


今日は校外での行事。
確かに、上着がないのはまずい。
仕方なく、母は上着を持って車に乗り込んだ。


娘は、忘れ物の達人である。
受験の日、娘は上履きを忘れた。
用意してあったのに、もってくるのを忘れたのだ。
でかける前持ち物のチェックもしたのに。


学校に入る前に気がついたのだが
緊張している母は思わず、娘を怒ってしまった。


しまった・・・これでもう落ちたな。
上履きを忘れたから車で届けてほしいと連絡をうけた主人も
これで、もう落ちたな・・・同じことを思ったらしい。


英検の受験票を間違えてもっていったこともあった。
それも公衆電話からの電話があった。


この他にもお弁当を届けたこともあった。
いろいろとあったので、忘れてしまったが・・・


どれも、家から学校が近いのでなんとか事なきを得ている。
こういう子だから、近い学校になったのか
近い学校だから、親に頼るのか・・・


今日も行事が行われる施設にいったら
娘が待っているはずのところにいない。
どうしたのかと思ったら
先生が「リハーサルが始まるので私がきました。」って・・・


なんでこうなるの?(涙)


ちなみに、娘は両親が「落ちたな」と確信した学校に
ご縁があったらしくて、今も通っている。


大学は忘れ物を母が届けられない距離でありますように。